日本初! クプアスのドライフルーツ「クプ」新発売。「BOSSA AOYAMA in ののあおやま」会場にて販売
2020年 10月 29日
今週末、11月1日(日)、東京・青山の街のど真ん中に再生された大規模緑地に駐在する「森の当番」で、アマゾンの「アグロエコロジー」ネットワークに参加する農家の手で育てられたアマゾンフルーツ、クプアスのドライフルーツが販売される。
「森の当番」は、「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」の一環として、青山本来の豊かな自然を再生することも目的に創出される、約3,500平方メートルの大規模緑地に駐在する、当番制カフェスタンド。
緑地で開催されるイベントごとに、イベントの趣旨に合わせて務める“当番”によって運営される。
11月1日(日)に開催される「BOSSA AOYAMA in ののあおやま」会場では、“ブラジルの森の当番”が担当。ブラジルのさまざまな樹木で熟成されたボタニカルな香りが楽しめるクラフトカシャッサや、アマゾンの熱帯雨林の恵みであるアサイーのドリンク、アマゾンフルーツ“クプアス”のドライフルーツ、アマゾンの野生種カカオのカカオニブなどを販売する。
このうち、クプアスのドライフルーツ「クプ」は、日本初お目見えとなる新商品だ。
世界一豊かな生物多様性を誇る国ブラジル。そんなブラジルの中でも最大級のバイオームがみられる熱帯雨林のアマゾンには、栄養素をたっぷり含んだこの土地ならではのフルーツがある。
アマゾンフルーツといえば、抗酸化作用に加えて近年、造血作用でも注目されているアサイーが広く親しまれているが、まだまだ日本では広く知られていないフルーツが山ほどある。
Cupuaçu クプアス (Theobroma grandiflorum (Willd. ex Spreng.) Schum.)とは、カカオ(Theobroma Cacao (Linnaeus))と同じアオギリ科(Sterculiaceae)テオブロマ属の樹木の果実。ビタミンCが豊富。
果実はとても香り高く、そのエキォチックで神秘的な香りは多くの人々を魅了し続けてきた。ブラジルでは、果肉はジュースやジャム、アイスクリームやケーキなどスイーツの材料として人気だ。
また、種子には飽和・不飽和脂肪酸(パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸)が豊富なことから化粧品の材料にもなるほか、チョコレート(ブラジルではクプアスの種子から造られたチョコレートはクプラッチと呼ばれている)を作ることもできる。
このクプアスの果肉に、同じくアマゾンフルーツであるアラサー・ボイを加え、アマゾンの森のエネルギーをたっぷりと凝縮させた製品が「Cupú クプー」だ。
Araçá-boi アラサー・ボイ(Eugenia stipitata McVaugh)は、ピタンガやカガイタと同じフトモモ科(Myrtaceae)エイジェニ属の樹木の果実。ビタミンC、たんぱく質が、食物繊維が豊富。
ブラジルではクプアスと異なりアマゾン地域以外ではあまり知られていない果実だが、現地では果肉は、酸味が強いため生ではあまり食されないが、ジュースやジャム、アイスクリームやケーキなどスイーツの材料として人気だ。
原料のクプアスやアラサー・ボイは、森と人々の生活を守る「アグロエコロジー」を実践するアマゾナス州の農家の手で丁寧に育てられた、オーガニック認証を取得したものが使われている。
「Cupú クプー」を発売するのは、アマゾン野生種カカオを使ったチョコレートやカカオニブでおなじみのアマモスアマゾン(https://ama-ama.shop/)。同社が贈る新ライン、 Amazon Forest Pharmacy(アマゾン森の薬局)シリーズの第一弾だ。
豊かな生物多様性を誇り、世界中の人々の命や健康を守る薬の原料を授けてくれるアマゾンの熱帯雨林は、”世界でいちばん大きな薬局”とも呼ばれるという。
Amazon Forest Pharmacy(アマゾン森の薬局)シリーズは、そんなアマゾン”森の薬局”から地球も、人間も元気にする恵みを届けていく、とのこと。
「BOSSA AOYAMA in ののあおやま」森の当番は11月1日(日)午後12時から営業。「クプ」の販売は限定数となる。
(文/麻生雅人)