干ばつによるカカオ農場の危機から生まれた「カカオ酒」

2021年 11月 20日

国民酒とまで言われるカシャッサほどではないにせよ、ブラジルではサトウキビ以外の材料からも蒸留酒が造られており、地酒としてその地方で歴史のあるお酒もあれば、近年開発されたお酒もある。

カカオの実から造られたカカオ酒は、2018年に北東部バイーア州南部にあるイリェウスで誕生した。

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ブラジルのプレミアムビール市場予想は、2025年までに800億レアル超え

2021年 11月 9日
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Covid-19のパンデミックにより、人々の在宅時間が長くなったライフスタイルは、ブラジル国内のビールの消費量を減らすことはなかったと現地紙「エスタード・ヂ・サンパウロ」が伝えている。

それどころかユーロモニターによると2020年に国内で販売されたビールの量は、同国がワールドカップを主催した2014年以来、最高だったという。

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「ボテコ・ド・ヴィンチオイト(28)」オープン。メニューのコンセプトは、サンパウロの伝統料理の再評価

2021年 11月 2日
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10月29日(金)、サンパウロ市の中心にある旧市街区、サンベント修道院の隣にあるサンタンデール銀行が運営するビル「ファロウ・サンタンデール」の最上階(28階)に、新しいバールが誕生した。現地紙「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」などが伝えている。

その名も「ボテコ・ド・ヴィンチオイト(28)」。ボテコとは、大衆的な居酒屋だが、地域の伝統的な料理が名物となっている店も多い。

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ジャブチカーバのカイピリーニャ

2021年 10月 28日
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ブラジルには、独特の特徴を持つご当地フルーツが存在する。木の幹に直接、実ることで知られる果実ジャブチカーバ(ジャボチカバ)も、そのひとつ。

ブドウとブルーベリーを掛け合わせたような外見とさわやかな甘みと柑橘のような芳香を持つ、紫色の果実ジャブチカーバ。木の幹にびっしり実がなる姿は、知らないと一瞬ぎょっとしそうだが、ミナスジェライス州を中心に主に南東部ではポピュラーな果実だ。

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ブラジル流ホットチョコレートドリンク

2021年 10月 24日
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北部や北東部と異なり、中西部や南東部、南部では冬は寒く、地域によっては雪も降ることがあるブラジル。サンパウロでも、セーターやダウンジみるくちょャケットを着ている人もを見かけることがある。

そんなブラジルで冬に親しまれているホットドリンクのひとつに「ホットチョコレート」があるが、お酒を入れるなら、ブラジルではカシャッサの出番だ。

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第34回東京国際映画祭、10月30日(土)開幕。パブロ・ネルーダを題材にした作品も

2021年 10月 22日
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第34回東京国際映画祭が10月30日(土)から開幕する。

同映画祭は、これまで六本木ヒルズを中心に開催されてきたが、今年(2021年)からメイン会場が日比谷・銀座・有楽町エリアに移る。

また、上映作品の枠組みは、2020年はコロナ渦下ということもあり特別編成のプログラムで開催されたが、今年かは「コンペティション」も開催されるほか、「アジアの未来」などおなじみのプログラムが復活。さらに新たなプログラムも誕生する。

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ディアジオが「麗しき黒人女性」という名のカシャッサを販売停止に

2021年 10月 13日
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ブランドの権利獲得後、2006年から本格的に販売を行っていた多国籍企業ディアジオが、1975年以来リオデジャネイロ州ノヴァ・フリブルゴの蒸留所ファゼンダ・ソレダージで製造されていた、ブラジルで最も伝統的なクラフトカシャーサの1つ「ネガ・フロ(「麗しき黒人女性」とも受け取れる表現)」の販売を停止すると発表したという。現地メディア「ヴェージャ・リオ」が伝えている。

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フランスでカシャッサの輸入増える

2021年 10月 11日
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英国のコンサルタント会社CGAによる調査によると、今年5月から6月の間​​、すべての蒸留酒の中でカシャッサが、フランスで最も高いパフォーマンスを記録したという。ブラジルの現地紙「オ・グローボ」が伝えている。

パンデミックの影響でカシャッサも輸出に支障がきたされていたが、段階を経て輸出が再開される中、フランスの輸入量は昨年と比べ118%増となったという。ウイスキーとウォッカの輸入量は、それぞれ73%増と75%増だった。

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