3人の少年たちと、闘い続ける人々の気持ちがブラジルを変える!?映画「トラッシュ!-この街が輝く日まで-」

2014年 12月 29日

トラッシュ マーティン・シーン

舞台がブラジルになったことから、出演者のほとんどはブラジル人だが、主要な役柄でのグローバルな俳優では、ごみ廃棄場で働く人々が形成しているファヴェーラ(スラム街)で、常に人々の相談を受けたり生活支援を行っている教会のジュリアード神父役に「地獄の黙示録」(76)で主役ウィラード大尉を演じたマーティン・シーン、教会で子どもたちにボランティアで英語を教えるアメリカ合衆国人女性オリビアに、「ドラゴン・タトゥーの女」(11)で主人公を演じたルーニー・マーラが扮している。

主役のハファエウを演じたヒクソン・テヴェスはリオのファヴェーラのひとつ、ホッシーニャの住人。サッカーをしているとき公募オーディションの話を聞いて、応募したという。

ガウド役のエドゥアルド・ルイスは、リオ市北部のイニャウーマ地区の住人。エスコーラ・ジ・サンバ「カプリショーゾス・ジ・ピラーリス」の少年チームのヘピニキ担当だという。

ハット役のガブリエウ・ヴェインステインは、映画「シティ・オブ・ゴッド」の舞台となったファヴェーラ、シダージ・ジ・デウス(シティ・オブ・ゴッド)の住人。ガブリエウだけは演技経験があり、TVグローボのミニシリーズ「オージ・エ・ジア・ジ・マリア」に出演している。

そしてセウトン・メロ、ヴァギネル・モウラ、ジョゼー・ドゥモン以外にも、この映画にはブラジルの著名な俳優が多数出演している(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真/(c) Universal Pictures/Divulgação)
写真はジュリアード神父。「トラッシュ!-この街が輝く日まで-」は2015年1月9日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー