ブラジルの新鮮なニュース、コラムを独自の目線から楽しくお届けします。もっとブラジルのことを知ってもっと好きになろう!

3人の少年たちと、闘い続ける人々の気持ちがブラジルを変える!?映画「トラッシュ!-この街が輝く日まで-」

トラッシュ

監督は「リトルダンサー」(00)、「めぐりあう時間たち」(02)、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(11)などで知られる英国のスティーヴン・ダルドリー。脚本はテレビのコメディ「Mr.ビーン」(89-95)シリーズや、「ノッティングヒルの恋人」(99)、「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12月」(04)、「鉄火の馬」(11)などを手掛けたリチャード・カーティス。

メインのスタッフは英国映画界を支えてきた錚々たる顔ぶれだが、ブラジルが舞台と決まった時点で彼らは、「シティ・オブ・ゴッド」、「ブラインドネス」などでお馴染みフェルナンド・メイレリス監督に制作面での協力を要請した。

この映画では、主役の子どもたちを民間人からオーディションで選び、演技指導をしたうえで彼らの日常的な生活の中の所作や言葉も映画に取り込んでいるが、この手法の実現にはメイレリスによるアドバイスも大きかったようだ。

また、脚本のポルトガル語化に協力したのは、「Cabeça a Prêmio(カベッサ・ア・プリメイロ)(日本未公開)」の脚本、「Latitudes(ラチチュージス)(日本未公開)」(03)では脚本・監督を手掛けた新鋭監督、脚本家のフェリッピ・ブラガ。ブラジルが持つ政治的雰囲気、物語の背景、そして登場人物の言葉使いが真に迫っているかを、スティーヴン・ダルドリー、リチャード・カーティスと、何度もディスカッションを重ねたという。

ジョゼー・ドゥモン扮する警官たちに拉致されたハファエウを取り返しに地元の警察署に向かったジュリアード神父(マーティン・シーン)が、ハファエウが署には連れてこられていないことを知るや、「きっと今頃、(拷問されて)殺されているだろう」とつぶやくシーンなど、リアルな場面はフィリッピ・ブラガの協力によるところが大きいのかもしれない(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真/(c) Universal Pictures/Divulgação)
写真はハファエウ。「トラッシュ!-この街が輝く日まで-」は2015年1月9日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー

■関連記事
治安維持部隊UPP配置から6年。変わりゆくファヴェーラ
「やっちゃったかも」…は、ブラジルでも良くある話!?  酒の席で上司に非礼を働いてしまったときの対処法とは
夏のサンパウロに美女人魚、現わる
金融・経済系のコンサルティング会社が選んだ、ブラジル最優良都市とは…
ブラジル、サンパウロにメロンパン屋さんオープン

1 2 3 4 5
このエントリーをはてなブックマークに追加