音楽三昧の閉会式で、賑やかに幕を閉じたリオ・パラリンピック

2016年 10月 10日

パラリンピック 東京は夜の7時

クライマックスに用意されたのは、海外で圧倒的な知名度を誇るピチカートファイブの曲「東京は夜の7時」のカヴァーヴァージョン。4年後の東京大会が行われるのは真夏ということで、<東京の真夏は夜が最も魅力的>といったコンセプトで、東京の真夏の夜を表現したものだった。ステージに出てくる人たちの雰囲気も現代の東京人らしく、日本のサブカルチャーを十二分に表現していたと思う。

最後にバックに現れた、真っ赤な太陽と富士山の中に描かれた東京の風景がSee you in Tokyoという文字と一体になり、とてもかっこよく、まさに、クールジャパンといった様相を醸し出していた。あっという間に、8分間の東京のプレゼンテーションは終わったが、会場の人々、またTVで見ていた世界中の人々をも魅了したと思う。

さて、日本人としては、少しは余韻を残したいところだが、ブラジル音楽ショーはまだまだ続く(次ページへつづく)。

(文/コウトク、写真/Flávio Soares/Câmara dos Deputados)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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